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2025年7月26日 12:51
摂食障害で「食べられない」「止まらない」あなたへ
拒食や過食は「甘え」ではない
甘えているから、贅沢だから、と言われる人もいると思います。
自分でも、なんで普通に食べられないんだろう、って思っている人もいると思います。
でも、拒食も過食も病気。自分でどうにかなるものではありません。甘えじゃないんです。
摂食障害の原因はひとつじゃない
もしかしたら――
- 食べたら太る=価値がなくなると感じてしまう
- 食べることを許したら、全部が崩れてしまいそう
- 本当は苦しいけれど「甘えてる」と思われたくない
そんなふうに、自分を守るために「食べない」という選択をしていることもあるかもしれません。
だからこそ、「どうして食べないの?」「そんなに痩せてどうするの?」という言葉が、とても強く響いてしまう。
分かってほしい気持ちと、分かってもらえない悲しさ。どちらも抱えて、毎日を過ごしているのではないでしょうか。
20年以上、摂食障害と向き合ってきた私から
「食べなきゃ」と思っても、手が止まる
「もう十分細いよ」と言われても、自分ではそう思えない。
「なんで食べられないの?」と聞かれても、自分でもよく分からない。
私は精神科や心療内科に通う方の栄養サポートをしています
日々、摂食障害を抱えた方と一緒に、食べることの不安や苦しさと向き合っています。
つらさの裏にあるもの
「食べたくない」だけでは、きっと済まない気持ちがあると思います。
管理栄養士として、摂食障害のあなたにできること
食べることは、「心」とつながっている
摂食障害は、「食べ物の問題」だけではありません。
心の中の不安や、自分を守るための感覚が、食べ方にあらわれることが多いのです。
焦らなくて大丈夫。回復はゆっくりでいい
食事だけを整えればすぐに良くなる…というものではありません。
時間がかかってもいい。焦らなくて大丈夫です。
「食べたい」と思える気持ちは、あなたの中にちゃんと残っています。
それを少しずつ、取り戻していく道のりです。
あなたはひとりじゃない
「本当は、どうしたらいいか分からない」
「何がしたいのかわからない」
「もう疲れてしまった」
そんなあなたが、少しでも楽になれますように。
「今日をなんとか生きのびた私」を見てあげてください
「ちゃんと食べられない私」ではなく、「今日をなんとか生きのびた私」を見てあげてください。
あなたは、ひとりじゃありません。ゆっくりでも、自分のペースで大丈夫です。
この場所があなたの心の支えになりますように
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